弁護士こぼれ話1 交通事故と損害保険

無保険者の交通事故と損害保険の活用

不運にもご家族が交通事故に出くわし、加害者が無資力なため賠償を得られないということがあります。

私が相談を受けたのも、お子さんが友人の車に同乗して、友人の運転ミスで自損事故に遭い、死亡するという痛ましい事案でした。加害者である友人は無資力で自賠責も任意保険にも入っていないので、無保険車に対する政府保障事業によるてん補金のみ(自賠責の支払金額が上限です)で諦めなくてはならないと思われました。

しかし、当時の損保会社の自動車保険に、家族が交通事故に遭った場合の支払の特約を付けていることがありました。案の定、約款を調査すると父親所有の自家用車の任意保険に、家族が交通事故に遭った場合への保証の特約を付けていました。
これはイレギュラーなケースでしたが、この特約を調査することによって父親の入っていた保険会社を訴訟に参加させててん補金に上乗せした損害の回復ができました。もちろん、刑事手続きにおける犯罪被害者保護制度が活用できる場合もありますが加害者に資力がないと活用できません。

現在は、損害保険会社は交通事故の弁護士特約や人身傷害保険など色々な商品を出しています。そのためケース毎にどのような特約をついているのか、家族が入っている他の保険が活用できないのか、学校の団体保険、共済保険はどうかなどを調査することが必要となってきています。また道路交通法の改正もしばしば行われます。近年では自転車に関する規定が厳しくなるなど環境も年々変化しています。民事事件としての交通事故だけではなく、刑事事件としての交通事故を考えなければならないのです。そのためか、対人保障のために、自転車の損害保険に入る人も増えつつあります。

このように複雑な検討が必要な交通事故こそ、経験のある手慣れた弁護士が必要ではないでしょうか。
当職は、日本交通法学会に所属し研究を行い、日弁連の交通相談センターで事例研究の研鑽を行って、依頼者の皆様に最適なアドバイスやご要望の実現のためのお手伝いをすることを常に心がけ、そして、何よりも皆様に寄り添う思いを持ち続けています。

私たちがお手伝いすることでより良い解決方法が見つかるのではないでしょうか。

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